其の691:令和一発目は「アイアン・スカイ」続編(笑)!

 新元号「令和」になって半月・・・。国内は自動車事故が続いたり、米中貿易戦争で景気が落ち込んできたり・・・と、早くもあれこれ起きてる今日この頃。

 

 そんな中、試写会で「アイアン・スカイ第三帝国の逆襲」を観ました。個人的にはいま一歩に感じた「アイアン・スカイ」7年ぶり、まさかの続編!このブログの新元号一発目にはいいチョイスだろう(笑)。さて、肝心の出来は如何に!?まだ公開前なのでこれまで同様、ネタばれしないようにサクッと書きマス^^

 

 2018年、月面にいたナチスとの戦争が引き金となって全面核戦争が勃発。地球は核の冬で荒廃した。地球を脱出した一部の人々はナチス月面基地で暮らし始めるものの、その30年後には基地の老朽化やエネルギーの枯渇によって人類滅亡の危機を迎えていた。そんなある日、ロシアから脱出した人々が月面基地に辿り着いた。レナーテ・リヒターの娘・オビはリーダーである母の反対を押し切り、彼らを向かい入れる。そんな中、実は地球は空洞になっており、その中心部には未知のエネルギーが存在する事を知る。オビたちは人類を救うため仲間たちと共に地球へと向かうのだが・・・!?

 

 ・・・公開前なので詳しくは書けないけど、映画としてのナチスは<なんでもござれの残虐&変態集団>という位置づけじゃない。で、前作はそんなナチスが実は月に逃げていて、再び世界征服の為に襲撃してくる・・・という壮大なギャグがあった訳ですよ(クライマックスが尺短い&あっさりでガッカリしたが)。その昔はヒトラー生存説とかもあったぐらいだし。

 ところが今作はヒトラーは出てくるものの、故スティーブ・ジョブズとかの有名人ギャグや、恐竜(「ジュラシック・パーク」状態)の登場等、別の路線にいっちゃって、肝心要の<ナチス度>が大幅に減ったのが残念だった。冒頭、地球がほぼ壊滅してる時点でナチスが出てきても、世界征服も何もなかろう(苦笑)。続編としてスケールアップさせる事を念頭においた&やりたい事ブチこんだ結果、今回の設定とストーリーにつながった気もする。筆者なら月から再度地球を襲撃させる話にしたけどなー。「神々の黄昏号」を大幅に改造して、今度こそ大バトル^^!!

 

 どうやら更に<続編>もあるようで・・・3部作とかになるのかしら!?次こそはナチス度を上げた作品にしてほしい。そうでないとナチス関係ない単なるSFアクションコメディーになっちゃうから!!