其の689:平成ラストは「ザ・ファブル」寸評!!

 あと数日で平成も終わりです!筆者が平成最後に観た(ことになるであろう)映画が「ザ・ファブル」。先日、試写会で観ました。この「本当に面白い映画教えます!」ブログを平成で書くのも今回がラスト!公開前なので短めに書きマスわ^^。

 

 闇社会において<殺しの天才>として恐れられるファブル(=「寓話」の意。演じるのは岡田准一)は、「仕事」をし過ぎた結果、育ての親でもあるボス(=佐藤浩市)から、「佐藤アキラ」の偽名と相棒・ヨウコ(=木村文乃)と<兄妹>という設定を与えられた上、1年間、殺し屋を休業して"普通の生活"をするよう命じられる。しかも、もし誰かを殺した場合はボスによって逆に始末されるという条件付き。こうして大阪に行った2人はヤクザの庇護の下、生まれて初めて普通の生活を送る事になる。そんなある日、ファブルはミサキ(=山本美月)という女性と知り会い、彼女の職場でアルバイトをする事に。その彼女がヤクザ同士の争いに巻き込まれ拉致されてしまった!ファブルは人を殺さずにミサキを救出する事を決意するが・・・!?

 

 2017年度講談社漫画賞を受賞した南勝久の同名漫画の実写化(筆者は未読)。CM出身の江口カンが監督している。今作には注目すべき点が2つあって→→→その1つは「超豪華キャストによる怪演」。先述の岡田、佐藤、木村、山本らの他、柳楽優弥向井理福士蒼汰ら主役級俳優が大挙出演!そんな彼らがイメージを覆す極悪ヤクザや殺し屋を嬉々として演じている。躊躇なくバンバン人を撃ち殺す役ながら・・・ホントに楽しそうだな~^^。

 あと漫画にもあるんだろうけど・・・変顔する人も多数!岡田くんも「超猫舌」の設定で、熱いもの食べる時に凄い顔するし(笑)、美形の山本美月もあんな顔を・・・(いや、ここでは書けない)。よく事務所が許可出したな(笑)。ご本人に感想を聞いてみたいものだ^^。

 もう1点が「邦画のスケールを越えたアクション演出」。今作には主に冒頭とラストに大アクションがあるんだけど、最大の見せ場がラストの大アクション。これを実現する為に「ボーン」シリーズや「96時間」シリーズのアクション・コーディネーターを招聘。その結果、マジでラストは凄いよ!!筆者が銃撃戦や肉弾バトルが好きな事もあるけれど・・・この一連だけで、あと30分は観たかった(笑)。このラストだけでもこの映画を観る価値がある。

 もしかしたら岡田准一が出てるんで「アイドル映画」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・さにあらず!予算の差はあるものの、ついに日本でも洋画並の本格アクション映画が出来たんだと、しみじみ思った次第。その感慨から、このブログの平成最後の作品として書かせて頂きました^^。

 

 さて「令和」はどんな時代になるんでしょうねぇ・・・。筆者的にはざっくり言えば、成人してちょいまでが「昭和」で、大学出て社会人になったのが「平成」という区分けかな。残りの人生も見えてきたけど・・・戦争のない平和な時代である事をただただ祈るばかり。

 

 それでは皆様!「令和」でまたお会いしましょう^^