其の693:新感覚サスペンス「クワイエット・プレイス」寸評

 5月もいよいよ終わり・・・。筆者もまたひとつ年を取りました。5月でこんなに暑いと年金制度崩壊より前に地球環境の崩壊の方が早いんじゃないかと(怖)・・・。

 

 本当は6月になってから「ゴジラ」を書こうと考えていたのですが・・・延期して(笑)、去年公開されたサスペンス映画「クワイエット・プレイス」に変更!何故ならば、筆者はこういうあたらしい手法の作品が好きだから^^。但し、この映画も「カメ止め」並みに書くのが難しい作品なので(公開前、マスコミには厳しい箝口令が敷かれたそうな)サクッと書きます!ネタばれなしにサクッと!!

 

 近未来ー。荒廃した町の郊外に暮らす5人の家族がいた。夫と妻、そして3人の子供。家族は手話で会話し、音を立てないよう裸足で生活・・・。実はこの時、人類は<音>に反応する“何か”によって滅亡の危機に瀕していた。そして、この家族にも“何か”が襲いかかってくるー!!

 

 いや~「カメ止め」並に書きにくいなぁ!これ以上は書けない(苦笑)。上のような設定なので、使われているのは現実音がほとんど。こんなに音が少ないトーキー映画ももしかしたらないかもしれない(笑)。

 <音を立てたら即死>という超ハードルの高い生活(苦笑:映画には出ないけど風呂入って身体流す時とか、トイレに入って下痢してたら・・・^^)で、妊娠する主人公に扮するのが金髪熟女エミリー・ブラント。で、旦那役が、なんと監督でもあるエミリーのマジ旦那ジョン・クラシンスキー(驚)!!めでたく夫婦共演てな、ことですな。

 

 派手さはないけど、とにかく音出したらアウトという状況を登場人物たちと共に共有すると、観ててめっちゃ怖い!!

 今作も「カメ止め」同様、アイデアの勝利。登場人物も少ないし、大予算の映画ではないけど、ホント、映画はアイデア次第でこんなに面白いものが創れるのだ^^